2015年09月12日(土) 記事No.1155
隣のうどん県への建築確認申請業務を受けている

設計はメーカーの建築士事務所とその下請けの構造事務所なので

私が作成するのは配置図とその他消防への打ち合わせと必要図面

設計者が3人いて私が代理者と監理者になる

20年くらい前に、うどん県では10件余りの設計をして確認申請も提出をしていた

当時は愛媛県に比べるとずいぶんと楽だった

だから愛媛県が四国では一番面倒だとの認識を持っていた


たぶん変わったのは姉歯元建築士の構造計算偽造事件だろう

愛媛でもそれ以降は面倒にはなっていたのだが

うどん県もせいぜい同じくらいだろうと思っていた

まずは申請先をどこにするかの検討をした

民間審査機関への申請も出来るが、うどん県には県以外に2つの審査機関があった

香川建築住宅センターと全国チェーンの日本ERI

それぞれの申請手数料をHPで見た

一番安いのが住宅センターで次がうどん県でERIは高すぎて話にならない

一番安いところでも愛媛県よりも1万円以上高い

住宅センターにしようと思い電話をかけて問い合わせてみたら

小さな4号物件しか出来ないとの事で諦めるしかない

ならばうどん県の土木事務所にするしかない

愛媛よりは1万3千円高いけど仕方がないか

候補から外したERIはそれよりも10万円高い



まず市役所と消防署と土木事務所に事前調査に行った

やはり、全ての勝手が違う

地盤調査にスウェーデン式サウンディングは認めないと言われた

ラムサウンディングについては事前協議の書類が出てこないと分からないと

ボーリング調査を推奨しているとの事

すでにある工場の敷地内に平屋のテント倉庫を建てるだけでそこまで言うか?

建築主に相談するとボーリング調査の許可が出たので行ったが2週間ロスした


図面が揃った段階で2度目の事前調査に行った

また新たに厄介事が出てきた

ありゃ、愛媛より面倒だぞ

消防では消火器の設置だけに使用開始届の他に消防用設備設置届けを出すように要求された

愛媛では自動火災報知設備以上でないと要らないのに、うどん県は要るんか

予想外のただ働きが増えた




書類を作成して建築確認の事前協議署を土木事務所に提出に行くと

また新たに問題が出てきた

事前協議申込書と事前協議に提出した書類を本申請に使用するという希望書を提出してくれと言われた

建築主の印鑑をもらうのには工場の担当者に書類を預けて本社へ印鑑をもらってきてもらうという手間がかかる

だから3、4日のロスになる

そんなのは愛媛にはないし、2回の事前調査でも言わなかったのに

うどん県の担当者には愛媛から来たと伝えて名刺も渡したけど

そもそも愛媛の必要書類を知らないので、当たり前の事だと思ったか?


もう一つ、建築主の印鑑はいらないが事前協議に係る現地調査票も必要だと

似たような書類が愛媛の民間審査機関でも必要だから、これは有りか

記入して土木事務所へ持って行くと、市役所へ出してくれと言われた

これは愛媛と反対だった

記入をしている時に気になることがあった

都市計画法60条証明の要否の欄がある

インターネットで調べると要求される所とされない所があるとの事だ

もしも要求されたら手間が大変だ

この敷地は合併前の町が行った区画整理事業なので必要がないと思ってはいたが

土木事務所へ行ったついでに念の為聞いてみた



この敷地は要りますね とあっさり言われた

ちなみに愛媛では要求された事がない

この証明が降りないと本申請が出来ない


この書類にまた建築主の印鑑がいる


まだ事前協議段階で予想していた倍以上の手間がかかっている

うどん県へ足を運ぶ回数は3倍にもなっている



これから何が出てくるか分からない

そもそもメーカーの構造計算書にクレームはつかないのか?

ただ働き(実際は数万円の持ち出し)は勉強だと思ってやるしかないが

申請が降りるのが遅れて着工が遅れたら大変な事になるぞ


ちなみにうどん県の事務所の多くは申請手数料がバカ高いのを承知で民間審査機関に提出しているらしい



うどん県は鬼門の方角だった


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