2015年11月15日(日) 記事No.1238
県内のある建築確認業務をしている民間審査機関から料金改定の案内が来た

以前は建築確認申請の手数料は全国一律だったが

平成11年から指定を受けた民間審査機関でも建築確認業務が出来るようになった

これにより全国一律だった申請手数料は行政も民間も独自で決められるようになった

メリットとしては行政に提出すると長くかかっていた申請期間が短縮されることだ

民間審査機関に雪崩を打つように移行していった

最初は民間審査機関の申請手数料は行政の手数料より少し高めだった


しかし、民間審査機関はそれを業として経営を成り立たせなくてはいけない

行政の手数料は人件費を税金で賄っているので安かったが

それで民間企業が成り立つはずもない

徐々に値上げをしていった

商品を売る商売ではないので売り上げは人件費のみとなる

だから値上げをしないといけないのは自然だとは思う


我々設計業も同じく人件費のみだから、よく分かる

問題は民間審査機関の値上げと共に生まれてきた価格差だ

行政も手数料を独自で決められるので、もう一律ではなくなった



一番多い100㎡から200㎡の木造住宅でこれだけの差が出ている

香川県(特定行政庁よって違うが価格帯は県と大きく変わらない)
確認申請料 2万円 完了検査 2万1千円

愛媛県(上に同じ)
確認申請料 1万4千円 完了検査 1万5千円

愛媛県民間審査機関(県内のみ限定 改定後)
確認申請料 2万1千円 完了検査 2万2千円 

日本ERI(全国の審査が出来る)
確認申請料 4万8千円 完了検査 5万4千円 


次は200㎡から500㎡の構造計算を必要とする住宅以外の建物

香川県(特定行政庁によって違うが価格帯は県と大きく変わらない)
確認申請料 2万6千円 完了検査 2万8千円

愛媛県(上に同じ)
確認申請料 1万9千円 完了検査 2万1千円

愛媛県民間審査機関(県内のみ限定 改定後)
確認申請料 6万2千円 完了検査 4万3千円 

日本ERI(全国の審査が出来る)
確認申請料 8万円    完了検査 8万4千円 

これだけの価格差が出ている

そして負担するのは建築主だが、大手ハウスメーカーの多くは日本ERIと契約をしている

私はその地域で一番安い行政に提出をしている

最近、香川県で500㎡弱の建築確認申請を受けたが(愛媛県よりも高いので驚いた)

地元の人に聞くと、多くが日本ERIに提出をしているらしい

土木事務所に提出をすると、たしかに申請の手間が多くかかった

それでも金額を見ると確認申請と完了検査を合わせたら

土木事務所が5万4千円、
日本ERIは  16万4千円

その差額は11万円


愛媛県の多くの住宅の申請料の違いは

県内の行政が2万9千円前後
日本ERIは  10万2千円

なんと3.5倍の金額になる



生ビール中は350mlで缶ビール1本分 料理屋で注文すると約500円

瓶ビール大は633mlで料理屋で約600円 だから瓶ビールを飲むことにしているが

どうも業界のマジックでタブーらしいと聞いた


この建築確認申請手数料の違いを建築主さんはハウスメーカーから知らされているだろうか?


これも業界のタブーになるのかな



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